2007年6月2日土曜日

sunshine2057ジャパンプレミア

さて、3月末に行われたsunshine(邦題:sunshine2057)関係のプレミアとかについてですが、今回のsunshineはFox Searchlight Picturesの作品です。親のFoxよりもややインディーズな部分で実験的な作品つくりをしているところなので、当初、プレミアをやる予定はなかったみたいですが、真田広之さんも出演されると言うことで、今回このようにプレミアが行われたみたいです。

元奥さんにもお会いしたことはあるんですが、昔とかなりかわった印象です。
歳月は人を丸くさせるというのか、そうするべきだと本人が思ったのかはわかりません。

作品についてですが、これを宣伝部の言うとおりに「SFアドベンチャー」作品であると思って観に行くと、少しばかり違ったニュアンスだと思うはずです。この作品は「SFアドベンチャー」というよりも「密室もの」だからです。「生命の保証がされていない宇宙飛行士」たちが、死にかけた太陽をよみがえらせるために奮闘するという設定ですが、大きく分けて2つのパートで構成されています。
前半のアドベンチャーものの部分と、後半の密室ものの部分です。

内容については「ネタバレ注意」(真田広之さんが自分でおっしゃってましたが)なので、詳細書きませんが、あらすじなど。

2057年、太陽が縮小して地球は氷河期のように寒くなり始め、それを食い止めるために宇宙船で「太陽復活」の「ミッション」に向かう「宇宙船イカロス2号」とその乗組員。前回のミッションではイカロス1号が行方不明になりミッション自体が失敗しており、今回が2度目。船長(キャプテン)は真田広之が扮する。物理学者であり核弾頭の最終処置を任される役どころのキリアンマーフィー。生命の保証もされないミッションに向かう閉じ込められた密室の船内では、乗組員の精神状態も極限に達する。そんな中、行方不明だったイカロス1号からのSOS信号を受信。ちょっとした軌道の変更で、宇宙船や乗組員が灼熱の太陽に攻撃されることもあるわけで、宇宙船内の生命維持も危うくなり、太陽光の直撃を避けるためのシールドも破損する、、、、、

オープニングで地球にビデオメッセージを送るキリアン。届くのは何日も後。凍てついた地球の家族が見るのはミッションが成功してからになる。イカロス2号のミッションは長年かけて行われているが、地球に住む何十億の人間にとって見ればただの一瞬。その一瞬の「刹那」のために命をかけてミッションに就く乗組員にはほろっとさせられる。

太陽がこれ程怖いものであると描いた作品もないだろうし、太陽の重要性を認識させられるSF作品も実験的だと思う。真田広之さんもおっしゃっていたことだが、「これを観て、明日の朝、太陽の輝きでニコニコできたらと思います。」というのは本当だなと思う今日この頃。

私の個人的な評価ですが、難を言えば、作品が「SFアドベンチャー」と「密室パニックもの」に分かれているので、首尾一貫してつくればよかったと思うのと、「トレ・スポ」のダニーボイル的なパンキッシュ(パンク的)な感じを出すのに多用される効果音が多すぎる点、映像的にVFXで作りこんだ部分やセットを前面に押し出したい部分もあるのでしょうが、プロットが欠けているので、少々感情移入がしにくくなっているといったところもあるかもしれません。もっとも、ビックバジェット(大作)のアルマゲドンなどと比較をしたら、こんな予算でよくここまで作ったなというほど感心してしまいます。幾分ハンデのある制作側ですが、しっかり情報を入手した後で、もう一回観に行きたいなと思っちゃいました(プレミア時点では資料が少ないので、この点、後で情報が入ってから観に行く方のほうが楽しめるということでしょう)。

はらはらどきどきの1時間48分。

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